国語の攻略

<選択問題について知っておいてほしいこと>

選択問題についての大原則については、まずこちらの内容を確認してください。
重複する内容も含みますが、箇条書きでまとめます。
□強めの表現(常に、あらゆる、絶えず、全く、、、など)が含まれているものは、間違い選択肢であることが多いので、あえて選ぶときには、十分に根拠を確認すること。
※本文に同等の強めの表現がない場合は、ほぼ間違いと判断して大丈夫です。

□限定の表現(しか、のみ、だけ、、、、など)が含まれているものも同様に、間違い選択肢であることが多い。

□正解の選択肢は、逆に弱めの表現(そつのないシンプルな表現)になっていることが多い。
※間違いの選択肢には、「明らかな間違い箇所」を入れないといけないため。

□小説問題の正解の選択肢には、「心情語」のはっきりとしない表現のものが多い。
※大学入学共通テストレベルでは、「悲しい」とか「嬉しい」などの具体的な心情表現で表されるものは、簡単すぎて問題とならない。

□小説での心情問題は、「AながらもB」、「Aである一方B」という形で表現されているものが正解である可能性が高い。
※上記の逆で、相反するような心情が問題となりやすい。

□内容が相反する2つの選択肢は、正解と誤りのペアであることが多い。
※間違い選択肢を作る時の、典型的なパターンであるため。

□誤りの選択肢として、原因・理由と結果を逆にしていることがある。(「〜ので」「〜から」の前後が逆)
※大胆ではあるが、使用している文言がほぼそのままで、間違い選択肢を作れるため。

□一概には言えないが、述部(文の後半)さえ入れ替えれば、かなり意味が違う文が作れるので、述部まで良く確認する

□小説問題では、自分の経験や感情を移入しすぎず、あくまで客観的に判断する。
※「勝手」や「いいすぎ」の間違い選択肢でも、一般論とされる内容に寄せていれば気が付きにくいので特に注意する。

□意味の良く分からない日本語が含まれるものは、とりあえず保留にして消去法で対処する。
※その意味を知らなくても、消去法を使えば十分に正解にたどり着ける場合に、難しい意味の単語が用いられることがある。

これらの知識があったとしても、しっかりと問題文と向き合う必要があります。
逆に選択肢の中には、間違いも含まれているので、適度な距離感を保って読む必要があると思います。
頑張ってください。

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